無垢フローリングの傷
無垢フローリングについた傷は修復することができます。
ただこれは、無塗装またはオイル仕上げの無垢フローリングだけです。
ウレタン塗装がしてある場合には、ハゲの原因になってしまいますので、出来ません。
用意する物は、「針」と「スチームアイロン」の2つ。
先ず気をつけなければいけないことは「汚れを染み込ませない」という事。
先に、汚れた雑巾を使うとその汚れが無垢フローリングにしみ込んでしまうというお話をしましたが、ここで傷の修復を行う際も同じように汚れのしみ込みに注意しなくてはいけません。
ですから、最初に行うのは傷のまわりの掃除です。
ホコリや砂、チリなどの細かいものも、掃除機やホウキ、乾いた布を使ってしっかりと取り除きます。
汚れが無くなったら、針で傷口をつつきます。
この行動で、木が持つ動きの可動域が広がるのです。
そうしたら、1cmほど浮かせた状態から、傷に向かってスチームをあてます。
すいぶんによって元に戻ろうとする木の力が働き、傷はかなり目立たなくなります。
木が生きている無垢フローリングならではの修復方法ですね。